この記事は、万博の火星の石はどこのパビリオンで見れるのかななどについて紹介しています。
結論から言いますすと日本館で展示されていて、9時開演直後と閉館前は事前予約なしで並んで見学できます。
最後に実際に事前予約無しで私が見てきた火星の石のレビューを紹介していますので、記事を読み進めてくださいね
万博の火星の石はどこのパビリオンで見れる?事前予約や展示場所についてご案内!
2025年大阪・関西万博で注目されている「火星の石」の展示は、日本館で見ることができます。
火星の石は都内にある国立極地研究所に保管されていてます。
星の石は、特別な輸送体制のもとでトラックに積まれ、慎重に万博会場へと届けられました。
これまで一般公開されることは一度もなく、今回が初めての展示となります。
今年10月の万博閉幕までの期間、日本政府が出展する「日本館」にて常設で展示される予定です。実物の火星の石を一般の人が間近に見ることができる機会は極めて珍しく、万博の中でも特に注目されている展示のひとつです。
展示されているのは、日本館の中にある「Plant(プラント)」エリアの奥にある中庭の水盤を抜けた先のスペースです。
館内は未来の技術や日本の自然観をテーマにした構成となっており、その一角に宇宙をテーマにしたゾーンが設けられています。
この火星の石の展示は、事前予約があると確実に観覧することができます。
予約枠を活用することで、混雑を避けてスムーズに見学できるため、予定が決まっている人には予約がおすすめです。
ただし、事前予約がなくても朝の早い時間帯や、夜の比較的空いている時間帯であれば、入場制限がかかっていない限り観覧が可能です。
特に平日の朝1午前中や閉館前の時間帯は比較的空いているため、ふらっと立ち寄っても見られるチャンスがあります。
火星の石は、万博でしか見られない貴重な展示です。科学や宇宙に興味がある人だけでなく、家族連れや学生にも人気のスポットとなっており、日本館を訪れる際の大きな見どころのひとつです。
時間に余裕があるなら、他の展示とあわせてゆっくりと日本館を楽しんでみてください。
万博日本館の火星の石!本物がさわれる・触れた私の体験レビュー!
真っ暗な夜空の下、水盤に映る光と人影。幻想的な雰囲気の中、静かに並ぶ人々の列の先にあったのは、大阪万博の日本館。その内部でひときわ注目を集めていたのが「火星の石」の展示がある。
PLANET館を抜けて中庭へ出ると、一瞬、時間が止まったような静寂が訪れる。水面に映る建築の光のライン、そして先へ進む観客のシルエット。
右手にはFARM館が見え、ちらりとキティちゃんの装飾が現れたりして、どこか遊び心も交じる。この異世界めいた通路の先に、まるで別次元への入口のように火星の展示室が現れた。
中に入ると、展示は意外にも静かで落ち着いた空間。途中、案内表示が現れ、「火星の隕石が展示されています」と書かれたプレートの下には、撮影希望と見学専用の分岐案内が出ていた。分かれて進む人々。私は「触れる」コースへ。
壁には、円形の装置がずらりと並んでいた。その一つひとつの中心には、なんと火星の隕石がはめ込まれている。黒くて小さな石が、宇宙の記憶を静かに語りかけてくるようだ。
横には「押さずに、手をそっと添えてください」と書かれている。指先で静かに触れると、思わず息を飲んだ。そこには「火星を手にしている」という実感があった。ただの展示物ではない。これは、数千万キロを旅して地球に届いた“本物の宇宙”だった。
この石が発見されたのは、なんと南極。今からさかのぼること56年前、1969年。南極観測隊が昭和基地から350kmほど離れた「やまと山脈」で、真っ青な氷の上に落ちている黒い石を見つけたのが始まりだった。調査の結果、それは隕石。しかも、一つではなく9個。そしてその中のいくつかが、火星や月から飛来したものであると判明したのだ。
その後も南極では次々に隕石が見つかっている。雪に埋もれた隕石が、長い年月をかけて氷床と共に移動し、山脈でせき止められて溜まる。そして、風による昇華で氷が削れ、ついに地表へと現れる。そんな自然の営みが、何十万年もの時間を経てこの石を我々の前に導いたのだ。
展示の最後には、ガラスケースに入った立派な火星隕石が鎮座していた。シャッターチャンスは1人1回。ライトアップされて浮かび上がるその姿はまるで、博物館の中心に置かれた宝石のよう。
人々が静かにその前で立ち止まり、スマートフォンを構えたり、ただじっと見つめたりする光景が印象的だった。
やっと私の番がくる。
現在、南極で見つかっている隕石はなんと1万7,000個以上。その中で“正体”が明確になっているのは全体の1割程度だという。火星由来とされるものは15個、月から飛んできたものは9個。それ以外の大多数は、どの天体から来たのかまだわかっていないというのだから、宇宙の奥深さにはただただ驚かされる。
触れられる火星、感じられる宇宙、想像を超える時間の旅路――この体験は「火星の石」という展示を超えて、私たちに「地球以外の世界」へのまなざしを静かに手渡してくれるものだった。きっと、次に星空を見上げるとき、この夜のことを思い出すに違いない。
大阪万博火星の石に関連する疑問に6つを解答!火星の石を深堀していきます
この章では大阪万博火星の石に関連する疑問に6つに解答しています。
大阪万博へ行く前にしっかり事前学習しておきましょう。
疑問①:火星の石はどこで見られる?
2025年大阪・関西万博の日本館(JAPAN PAVILION)内で見ることができます。PLANET館を抜け、中庭の水盤を越えた先にある建築空間の中に展示されています。
火星の石はケースに入った展示のほか、実際に「手で触れる火星の石」もあり、まさに地球と火星の距離をぐっと縮めるような体験ができます。列に並び、撮影の有無で分かれる通路を進むと、間近に見ることができるので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
疑問②:火星から飛来した石は地球に落ちたのでしょうか?
はい、地球に自然に落ちてきたものです。火星に大きな隕石が衝突した際、その衝撃で火星表面の岩石が宇宙空間に飛び出すことがあります。飛び出した破片は宇宙を漂い、何年・何万年という年月をかけて、偶然にも地球の引力に引かれて落下します。
これが「火星から来た隕石(火星隕石)」と呼ばれるものです。落下場所はさまざまですが、南極やサハラ砂漠のような地形が保存状態に適しており、発見されやすいとされています。
疑問③:火星の石のパビリオンはどこにありますか?
火星の石が展示されているのは、大阪万博の日本館内です。中でも、PLANET館の体験エリアを抜けた後、中庭を囲むように配置された静かな展示ゾーンにあります。
建築デザインも美しく、夜間は水盤に反射する光と人影が幻想的な雰囲気を作り出しており、展示と空間体験が一体化しているのが魅力です。
また、展示には日本語と英語の案内表示があり、誰でも安心して観覧できます。
疑問④:火星の石はなぜ地球に落ちたのか?
火星に直径数km規模の隕石が衝突すると、その衝撃で表面の岩石が爆発的に吹き飛ばされることがあります。この衝撃によって宇宙空間に放出された破片の一部が、長い時間をかけて地球に到達したというのが科学的な説明です。
その過程では、火星の薄い大気を突き抜けて宇宙へ飛び出すほどの速度が必要ですが、理論上も実際の分析でも、その可能性があることが証明されています。
火星から飛来した石は、化学的な成分や構造から特定されており、「これは確かに火星のもの」と認定されたものが世界に15個ほどあります。
疑問⑤:大阪万博にある石って、結局なんの石?
大阪万博で展示されている石は、「隕石」――つまり宇宙から地球に落下した天然の岩石です。その中でも特に注目されているのが「火星起源の隕石」です。
ガラスケースに収められた標本や、実際に触れることができる火星の石などがあり、科学と神秘が融合した展示として見どころのひとつになっています。その他、月から来た隕石や、どの天体から来たか不明なものも存在していますが、火星の石は特に珍しく貴重な存在です。
疑問⑥:日本に火星の石はありますか?
はい、日本にも火星の石はあります。南極に落ちた火星隕石を、日本の南極観測隊が発見・回収しているのです。1969年、昭和基地から350km離れたやまと山脈で偶然見つかった黒い石が始まりでした。
現在、日本の「国立極地研究所(南極隕石ラボラトリー)」には、1万7,000個を超える隕石が保管されており、その中に火星から来たとされるものも含まれています。
大阪万博で展示されている火星の石も、こうした観測・研究の成果の一つです。
万博の火星の石はどこのパビリオンで見れる?事前予約や展示場所についてまとめ!
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火星の石は2025年大阪関西万博の日本館内で常設展示され手で触れる体験も可能
- 早朝と閉館間際は予約無しでも見学できる可能性もあり
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展示場所は日本館のPLANET館を抜けた中庭奥にあり幻想的な空間演出の中で鑑賞できる
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事前予約をすれば確実に観覧でき混雑を避けてスムーズに体験できる
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火星の石は南極で発見された隕石で科学的分析により火星由来と認定された貴重な標本
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実際に訪れた筆者の体験では火星に触れたという感動があり訪れる価値の高い展示とされている
以上の情報をお届けしました。
火星の石に触れられる体験は、まさに宇宙とつながる貴重な機会。大阪・関西万博の日本館でしか味わえない感動が、あなたを待っています。科学や宇宙に興味がある人はもちろん、ちょっとした好奇心でも足を運べば新しい発見がきっとあるはず。
時間を見つけてぜひ訪れてみてください。
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