万博トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー!予約なしでOK&所要時間は30分弱の異文化旅

当ページのリンクには広告が含まれています。

この記事では、万博トルクメニスタン・パビリオンのリアルな体験レビューをお届けします。結論から言うと、予約なし・短時間でもしっかり楽しめる、穴場的なスポットでした。

30分弱の滞在でも異国文化にどっぷり浸かれ、混雑知らずでスムーズに入場できたのが最大の魅力。

写真映えする展示も多く、気軽に非日常を感じたい人にぴったりです。万博でどこに行こうか迷っている人はぜひこの記事を読んでくださいね!

目次

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー!所要時間は30分弱、予約なしで入館できます!

GW初日の夕方に訪れたトルクメニスタン・パビリオンは、予約なしでも入館OKで、想像以上にスムーズ。

並んだ時間は20分ほどで、ストレスなく入場できました。

展示は10分程度でざっと回れますが、360度映像をじっくり鑑賞すると所要時間は約30分弱。

犬や馬、都市の未来像まで楽しめて、短時間でも異国体験ができる内容でした。夕方は比較的空いていておすすめです!

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー①:大統領がようこそトルクメニスタン

パビリオンに入るとまず目に飛び込んでくるのが、大統領の大きな肖像画。金の額縁に収められたその姿は堂々としていて、背景には伝統的な絨毯模様が施されています。**「WELCOME TO TURKMENISTAN」**の文字と共に、国家としての誇りと存在感を強く印象づけるエントランスでした。まさにトルクメニスタンの“顔”を感じる瞬間です。

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー②:犬と馬、そして“美学としての統治”に魅了された360度映像の旅

2025年の大阪・関西万博に向けたプレイベントのなかで、ひときわ異彩を放っていたのがトルクメニスタン・パビリオンだった。中央アジアの国であるトルクメニスタンの文化や未来ビジョンを、360度の映像シアターで一気に没入体験できるという構成は、まさに万博の醍醐味を凝縮した空間。

映像の中心には、この国の精神性を象徴する存在として「馬」と「犬」が登場し、そして終盤には「国家と大統領」への深い敬意が強調される。ときに“独裁的”と評される国家運営に対しても、ここではそれを一種の美学として描くことで、国民の誇りや帰属意識と結びつけているように感じた。


犬と馬――国家を守る“生きたシンボル”

映像が始まると、まず視界を埋め尽くすように広がるのは、緑あふれる大草原。そしてその中央には、トルクメニスタンが誇る名犬「アルアバイ」の姿が堂々と立っている。

この犬は単なるペットではなく、“国を守る存在”として公式に称えられた、まさに“生きた国章”のような存在だ。子犬たちが寄り添う様子も映されており、家族や絆、未来への希望も象徴していた。

さらに、誇り高きアハルテケ種の馬たちが続々と登場。筋肉質で光沢のある体毛をまとい、静と動を併せ持つその佇まいはまさに芸術品。馬は古代からトルクメン文化に深く根付く存在であり、今も国家の誇りとして生きている。


花びらに包まれる幻想的な空間演出

中盤には、大量のポピーの花びらが映像空間を埋め尽くす演出が登場。360度スクリーンの上から下まで真っ赤な花が舞い降り、まるで観客が“民族の夢”のなかに入り込んだような錯覚を覚える。

この演出には、自然とともにある暮らしや、文化の中に息づく美意識が凝縮されており、視覚的な華やかさだけでなく、民族の精神性に触れるような深い印象を残した。


大統領の名のもとに整備された“黄金の都市計画”

映像後半では、首都アシガバットが未来の姿で登場する。白い大理石の建造物が幾何学的に並び、そこに黄金色の光が流れ込むことで、都市そのものが輝きを放つように描かれている。

この都市開発の中心には、現大統領のヴィジョンがあるとナレーションが伝えている。しばしば“独裁的”と評される統治スタイルも、ここでは「迷いなき美意識と国家統合の象徴」として演出され、カリスマ的なリーダーシップの正統性がきわめてポジティブに映し出されていた。

一方で、こうした強い統治が可能にしたインフラ整備や教育制度の整然さが、国民の生活の基盤を支えているという実感も伝わってくる構成だった。


黄金の犬像――力と守護の象徴としての国家美学

ラストには、巨大な黄金のアルアバイ像がスクリーンに出現する。その周囲には小さな映像ウィンドウが浮かび上がり、犬と共に暮らす人々、文化行事、軍隊との訓練風景などが連動して映し出される。

ここで語られるのは「守ることの尊さ」と「強さとは優しさでもある」というメッセージ。犬という存在を通して、国家と国民、自然と都市が一体となる“調和”の世界観が展開されていた。


総評:トルクメニスタンの「国家演出」がもたらす、異文化へのまなざし

このトルクメニスタン・パビリオンの360度映像体験は、ただ美しい映像を見せるにとどまらず、“一国の世界観”を丸ごと空間に表現した没入演出だった。

「犬」「馬」「大統領」「自然」「未来都市」――それらすべてが一本の線で結ばれ、国家というひとつのアイデンティティが壮大に提示される。
そして、“独裁的”とされる統治形態も、ここでは文化の一部として昇華され、「誇り高き秩序」として再解釈されていたのが印象的だ。

トルクメニスタンという国をこれまで知らなかった人でも、この体験を通じて、その文化の深みとビジョンをしっかり感じ取れるはず。
静かに、しかし力強く記憶に残る体験だった。

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー③:犬や馬の象徴性に触れる

トルクメニスタンの展示で最も心に残ったのが、「犬」と「馬」の存在感です。360度映像でも大きく取り上げられていたこの2つの動物は、単なる生き物ではなく、国家の精神性を体現する“象徴”として扱われていました。

まず登場するのは、国犬として知られるアルアバイ(中央アジア・シェパード)。映像では母犬と子犬が寄り添う様子が映し出され、力強さと優しさを併せ持った姿に引き込まれました。実際にトルクメニスタンではこの犬を讃える記念日があるほど、国家的な存在として尊敬されています。

次に現れるのが、世界でもっとも美しい馬の一つと称されるアハルテケ種。金属のように光る毛並みとスリムな体型が非常に印象的で、まるで神話の生き物のよう。古くから王族や戦士の乗馬として知られており、今なお国の誇りとして位置付けられています。

このように、犬や馬はただの動物ではなく、トルクメニスタンの歴史・文化・誇りそのものを象徴する存在。展示を通して、「守る」「走る」「支える」という、民族の根本的な価値観が自然に伝わってきました。

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー④:2階の展示館へ

階段を上がって2階に進むと、トルクメニスタンの生活や文化を体感できる展示がずらり。色とりどりの民族衣装や、現地で使われている日本語教科書、さらには伝統医学の紹介まで幅広く、想像以上に見ごたえがありました。


民族衣装の繊細な美に目を奪われる

2階に入ってまず目を引くのが、精緻な刺繍が施された伝統衣装の数々。赤や青を基調にした布地に、幾何学模様や花柄が丁寧に縫い込まれていて、一着一着がまるで芸術作品のよう。マネキンの姿勢や髪飾りの細かい演出も美しく、文化の豊かさが伝わってきました。


日本語教科書がずらり!教育への熱意を感じる展示

並べられていたのは「YAPON DILI」と表紙に書かれた現地の日本語教科書。入門から上級まで段階別に分かれ、イラスト入りで親しみやすい構成。日本語以外にも英語やロシア語の教材もあり、トルクメニスタンが語学教育に力を入れていることがよくわかる展示でした。


健康と自然をつなぐ、癒しのコーナー

奥には薬草や伝統医学を紹介する健康コーナーも。乾燥ハーブやパッケージ化された製品がずらりと並び、現地ブランド「SAGLYK」なども紹介されていました。民族衣装を着た可愛いマスコットたちが案内役となり、子どもにも優しい雰囲気。自然との共存を感じる穏やかな空間でした。

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー④:3階の食堂は今回はおあずけ…次回のお楽しみに!

展示を見終えたあと、ちょっとワクワクしながら向かったのが3階の食堂エリア。エスカレーターを上がった先に、トルクメニスタン料理が味わえるスペースがあると聞いていたんです。でも…この日はなんと営業しておらず、シャッターが下りていました。残念!

とはいえ、外から見える雰囲気はとてもおしゃれで、民族模様の装飾や木のぬくもりを感じるテーブルセットが並び、まるで本場の家庭に招かれたような空間。次に来たときにはぜひ、焼きたてのサムサや香辛料の効いたラグマンを味わいたいなと想像をふくらませました。

今回は“おあずけ”だったけれど、むしろ次回の楽しみが増えた気分。「食」から文化に触れる体験、次こそは絶対にリベンジしたいですね!

トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー⑤:トルクメニスタンの大地と勇ましい犬たちの絵に魅了された日

トルクメニスタンを訪れたとき、ひときわ目を引いたのがこの絵画でした。広大な草原と山並みを背景に、力強くたたずむ大型犬。中央アジアの誇りともいえるアラバイ犬でしょうか。そのどっしりとした佇まいからは、遊牧民の暮らしを守ってきた誇りと忠誠が感じられました。花咲く草原と優しい表情の子犬たちが加わり、荒々しさの中にも温かさがあり、ずっと眺めていたくなる一枚です。風景の奥には金色の像が見え、国の誇りがにじみ出る構成も印象的でした。

万博トルクメニスタン・パビリオン体験レビュー!予約なしでOK&所要時間は30分弱の異文化旅についてまとめ!

  • トルクメニスタン・パビリオンは予約なしで入館可能、待ち時間は20分ほど、所要時間は30分弱。

  • 入場直後に出迎えるのは大統領の大きな肖像画で、国家としての誇りを強く印象づける演出。

  • メインの360度映像では犬と馬、大統領、未来都市などが登場し、国家の精神性を象徴的に表現。

  • 2階には民族衣装、日本語教科書、健康文化の展示が並び、文化と生活の多面性を感じられる。

  • 3階の食堂は営業していなかったが、内装が本格的で次回訪問の楽しみになる空間だった。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次